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故人の遺品整理で回収業者を呼ぶ前に

故人の遺品整理で回収業者を呼ぶ前に
身内が亡くなると落ち着いたら、遺品を整理する必要があります。
また、残された遺品が高価とわかるものでは、遺産相続にも関係してくるので、「落ち着いてからでもいい」と、のんびりしているわけにもいかなくなります。

遺産整理は、価値があるものであれば、相続人で分割する方法、また処分してしまう方法と、形見分けする方法とがあります。

回収業者に依頼する前に

回収業者とは、お金を払って回収してもらうものです。
その他、整理する方法としては、市区町村のサービスを使う方法もありますが、安いかわりに、搬出もすべて自分でしなければならないのです。引っ越しならまだしも、遺品を整理するために、市区町村のサービスは少し大変すぎる感じがします。

遺品買取業者に来てもらう

回収業者に来てもらう前に、買い取って貰えるものがあるか確認しましょう。

  • 着物のような和装品
  • 切手や古銭のようなコレクション品
  • 時計・アクセサリーなどの貴金属
  • ミンクなどの毛皮やブランド商品
  • 価値のわからない骨董品

通常は着物買取、ブランド買取などと別れているのですが、遺品買取会社というがあります。遺品買取会社は、遺品の中から買い取れる品を査定をして金額を出します。

全国で無料査定をしているので、価値があるかどうかわからない場合は査定してもらいましょう。もちろん、査定後に断るということもできます。

遺品回収業者に来てもらう
例えば、一人暮らししていた身内が亡くなった場合、家や部屋を整理して、明け渡す必要があるのです。使い古した冷蔵庫や洗濯機、価値のありそうなものが全くないなど場合もあります。遺品回収業者の代金の相場は、3万円~20万円です。
これは片づける部屋の大きさや物の多さに関係しています。
どうしても、ケースによってバラつきが出てくるため、見積もりが必要です。
まずはネットで見積もりをおススメします。

形見分け

形見分けは故人が使っていた物を、親戚や友人などに分けるもので、故人の思い出のために行う行為です。葬儀が済んで、ある程度の期間が過ぎると形見分けがされます。

形見分けを行う時期

形見分けの時期ですが、通常は、四十九日などの法事のときです。
神式では五十日祭や三十日祭などに行うことがよいようです。

四十九日や五十日祭は忌明けにあたり、故人の成仏の日とも言われているいます。
形見分けすることは、その見送りの意味もあるのです。

形見分けでの注意

・贈与税がかかるほど高価なもの

遺品には高価な品物もあります。このとき気を付けるのが贈与税です。
贈与税は年間に貰った品物が110万円を超えると発生します。
高価なものを形見分けする場合には相手に迷惑をかける場合もあるので注意が必要です。

・遺産分割の完了後に形見分け

複数の相続人がいる場合には、形見も遺産の一部で相続の対象になります。
遺産分割が完了していないで一人が勝手に形見分けをしてしまうと、後で相続人間でトラブルとなります。形見分けは遺産分割終了後にしましょう。

・無理に押し付けない

通常は、形見分けするほうが「これを形見分けに」と出します。
しかし、貰っても困るようなものも、あります。
形見分けする人に無理強いしないように配慮しましょう。